地域のお祭り

今日のお昼ごろから、諏訪の御柱の木落としの様子がワイドショーなどで生中継されていました。
いやー、すごいもんですね。ホント落下ですもんね、まさに、本当に字のごとく命懸け。
渋温泉にいてもお祭りは年数回ありますが、本当にあの地域と、ちょっと北の方の火祭りを行う温泉地にだけは生まれなくてよかったと思っています。

とはいえ、渋温泉も、天川神社が諏訪の末社なので今年は御柱祭があります。
時期は大きくずれて山からの切り出しが4月21日、そこから「車」を製作して5月22日に里曳きで天川神社におさめます。
同じように7年に一度の大祭ですから、来週から1カ月ちょい、ほぼそれにつきっきりという感じになります。大変ですね、我々。

そんな大きなお祭りがあるなら、さぞその日は宿泊のお客さんも多いだろうと思われますが、祭りで人が駆り出されますから家族のみで営業している宿(渋温泉の場合大半がそうですが)は宿を休みにして祭りに参加します。祭り=観光の素材と思われますけど、そうじゃないんです。あ、金具屋は営業しますが。

これから消防団の観閲式、八日祭、御柱とこれからゴールデンウィークにかけて忙しい中なんでそんなことやらなきゃいけないんだと、特にヨソから来た人は面食らうと思うんですけどね、そういうもんなんですね。それぞれその為に営業をしない宿や店も多いです。地域の祭りは地域の為にやるものであって、お客さんを呼ぶためのものではない。それでいいと思っています。

しかし、こういった祭りは、そんなスタンスだけにヨソの人が加わることに非常に抵抗があったりします。
渋温泉に関係ない人が八日祭でお囃子をやったり、消防のパレードを手伝ったり、御柱を手伝ったりというのは見たことがありません。
そうするとこの少子化の中で、地域の人間だけでは存続できないですよね。

渋温泉もいよいよ限界をむかえるモノが多くなってきました。
さて、今後どうなっていくのか。どうしていくのがいいのか。それを決めるのはいったい誰なんでしょう…





by kanaguya | 2016-04-08 19:55

金具屋の情報をお伝えしていた「九代目への道」は役目を終え、金具屋とは別に私的な情報をお伝えするブログとなりました。またよろしくお願いいたします。


by きゅうだいめ